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イノベーションマインドの向上を目指して
        
 

 

【かねたか せいじ】
 
 
略歴:1960年大阪府生まれ。大手情報システムベンダーから、銀行系シンクタンクを経て2000年株式会社キートゥサクセスを設立。趣味はゴルフ。高杉晋作の「苦と楽を差し引きすれば、浮き世の値わずか三銭」、丹羽伊藤忠会長の「認めて、任せて、褒める」が座右の銘。
 
   
   
 
見出し

 4月1日、2007年度がスタートした。新聞でも様々な企業のトップが新入社員向けに発したメッセージが記事になっている。その中で「コミュニケーション」「法令順守」のキーワードが、多くの企業のトップから発せられているという記事が目に入ってきた。

 「コミュニケーション」、非常に難しいテーマであるが、逆に非常に重要なテーマでもある。家族とのコミュニケーション、友人とのコミュニケーション、同僚や先輩とのコミュニケーション、はたまたSNSのようなバーチャルな環境でのコミュニケーション、異業種な交流の中でのコミュニケーション、全て難しく、全て重要である。

 なかでも、ビジネスの世界で視野を広げ、人的ネットワークを拡大する上で重要なコミュニケーションの場が「異業種交流」であろう。自分自身とは違った業界や企業で、努力や工夫をしている人と触れ合うことで、これまで気づかなかった成長の視点を見いだすことができる。各種の異業種交流会が活発に行われるのも、ビジネススクールなどに通って新たな出会いをもとめることが活発なのも、この異業種の交流による気づきを欲しているからに他ならない。

 先日、ある経営者の会に参加したときのことである。乾杯の後、自分の自慢ばかりを延々と話し続け、こちらの言うことなど全く耳を貸さない経営者と同席になった。その会が終了し帰途についたとき、「非常に無駄な時間を使ってしまった」「何も得ることはなかったし、何も与えることができなかった」と後悔した。

 異業種交流でも何でも同じだと思うが、コミュニケーションの基本は、相手の話を聞き、相手を受け入れ、そして、自分の意見や考えを伝えることである。そして、相手も気づき、自分も気づくことが結果としてついてくる。その意味で、自分自身のコミュニケーションレベルが高いとは思わないが、その経営者のコミュニケーションレベルはかなり低いと思う。

 春はスタートしたばかりである。春は新たな出会いが多くなる季節でもある。だからこそ、自分自身のコミュニケーションレベルを高めることだけは忘れないでおこうと感じた2007年度のスタートだった。

 

 

コンサルタント奮闘記

     
by Seiji Kanetaka 2007-04-03 in Osaka
   
    
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