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イノベーションマインドの向上を目指して
        
 

 

【かねたか せいじ】
 
 
略歴:1960年大阪府生まれ。大手情報システムベンダーから、銀行系シンクタンクを経て2000年株式会社キートゥサクセスを設立。趣味はゴルフ。高杉晋作の「苦と楽を差し引きすれば、浮き世の値わずか三銭」、丹羽伊藤忠会長の「認めて、任せて、褒める」が座右の銘。
 
   
   
 
見出し

 ktsを創業してからこれまで、数多く出張してきた。特に一昨年までは、東京を中心にほぼ全国飛び回っていた。新幹線や飛行機に乗る回数も本当に多かった。

 東京に移動する手段として飛行機を利用するようになったのは一昨年からである。それまでは、ほとんど新幹線を利用していた。「のぞみ」でちょうど2時間30分の移動時間である。新幹線の利用回数は、全国でも上位にくるのではないかと思うくらい、東京と大阪を行き来していた。時間に換算すると、週3回の往復(当時はもっと多かったが)とすれば、2時間30分×6乗車=15時間である。

 エグゼクティブ向けの書籍や雑誌、ビジネスパーソンのスキルアップなどのマニュアル本を見ると、「細切れ時間の活用がビジネスに差をつける」等と書いているものが多い。確かににそうだろう。

 しかし、当時の金高は、移動の多さとPJ数の多さなどから、東京と大阪の移動はほとんど睡眠に充てていた。充てていたと言うより、体が疲れ切っていて書籍を読む気にもなれなかった。移動時間における自己への投資はとてもできなかったのである。だから、移動時間ではない時間を大事にしようと考えた。オフィスのデスクに向かう時間や自宅のデスクに向かう時間、クライアントの経営者と会う時間など。

 マニュアル本どおりビジネスや自己のスキルアップに取り組めるほど、実際は単純ではない。マニュアル本を読んで、どのようにその考えを自分自身向けにアレンジするかが重要だと思う。週15時間の自己投資はできなかったが、そうだから違う時間を大事にしてきた。そう考えると、新幹線の移動時間に眠っていたことに後悔はしていない。

 久しぶりに、東京からの帰阪に新幹線を利用して、隣の座席で疲れて眠っているビジネスパーソンの姿を見て、ふと昔を思い出した。必死で働いているビジネスパーソンに対し、「マニュアル本どおりではなく、自分を貫いて」と思いながら、ブログを書いていると、名古屋を過ぎたところだった。

 

 

コンサルタント奮闘記

     
by Seiji Kanetaka 2007-02-19 in Nagoya
   
    
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