自由- これは非常に難しいテーマである。
ktsは完全裁量労働制を採用している。金高をはじめ全てのメンバーは、自分の出勤時間だけを申請しておけば、いつ出勤してもいつ退社してもOKである。勤務時間中に散髪に言ってもOKだし、睡魔が襲ってくる時間帯はミーティングルームで寝ていてもいい。また、仕事に差し支えない範囲であれば、アルコールを口にしても大丈夫である。
この考え方は、銀行系シンクタンク時代に身についたものである。その銀行系シンクタンクの行動規範が「自由と自己責任」であった。オフィス内にはシャワールームがあり、休憩するためのベッドも用意されている。驚くことにリフレッシュルームにはビールの自動販売機まであった。
そのシンクタンクに勤め始めたころは、なかなかその感覚になじめず苦労したが、その自由な感覚がだんだんと慣れてくると非常に働きやすく感じた。しかし、自由であるが故にPJに対する責任や自身のスキルアップの責任はすべて自分にある。だから自己責任なのである。サラリーマンのきっちりとした管理がもともと苦手だった金高にとって、この風土は慣れれば慣れるほど、仕事に好影響を与えた。好影響というより自分自身の成長に繋がったと言っても過言ではない。だからこそ、今があると思っている。
自己責任をきっちりと果たすことができるメンバーにとって、自由は最大の贈り物である。しかし、逆に自己責任を果たせない、もしくは仕事に自信のないメンバーにとって、自由は不自由そのものになってしまう。
ktsのメンバーには、いつも自由を最大限満喫してほしいと言っている。そのかわり、プロフェッショナルであることだけは忘れないようにとも言っている。
今後も自由を満喫できるプロフェッショナルなメンバーをできるだけ多く育てていきたい。そんなことを考えながら、メンバーの仕事ぶりを見ている2月14日であった。
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