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イノベーションマインドの向上を目指して
        
 

 

【かねたか せいじ】
 
 
略歴:1960年大阪府生まれ。大手情報システムベンダーから、銀行系シンクタンクを経て2000年株式会社キートゥサクセスを設立。趣味はゴルフ。高杉晋作の「苦と楽を差し引きすれば、浮き世の値わずか三銭」、丹羽伊藤忠会長の「認めて、任せて、褒める」が座右の銘。
 
   
   
 
見出し

 この1ヶ月、新規事業の立ち上げなど様々なことがあり、ブログを書くことができなかった。金高のブログを期待して見ていただいている方には、本当に申し訳なかった。

 さて、先日ある「うどん屋」に入った時のことである。その「うどん屋」は、金高がビジネスの世界に飛び込んだ時から長らく営業している老舗である。店の作りは、カウンターだけのこぢんまりしたお店である。味は少しショウガ風味のだしが限りなく美味しく、かやくご飯とハイカラうどんの定食は絶品である。

 オーナー兼店長は、言葉は悪いが「やり手婆さん」を地でいくような女性である。
先日、本当に久しぶりにその店に入ったのだが大きなショックを受けた。

 時間は午前中の少し早めの時間で、客はだれもいなかった。ただし、カウンターには、片付けていない食器や湯飲み茶碗が数個そのままにしてあった。カウンター内はうどん職人の男性が一人で、これから忙しくなるであろう昼食タイムに向けての準備をしている。
「かやくご飯定食をお願いします」
「・・・」
「かやくご飯定食をお願いします」
「・・・」

 返事はなかったのだが、かやくご飯定食の段取りをしていることが、カウンター越しに見えたので何も言わず出されるのを待っていた。ほどなく、かやくご飯定食が運ばれ、食した後のことである。
オーナー兼店長の女性が出勤してきた。すると、カウンター内のうどん職人の男性は、大きな声で「おはようございます」である。びっくりすると同時に腹が立ってきたところに、やり手婆さんが「久しぶりだね」・・・。

 組織における価値観が共有・浸透しているかどうかは、その企業の社長を見るのではなく、顧客と接点を持っている従業員の振る舞いをみることで判断できる。そのことを痛感した「かやくご飯定食」事件であった。

 

 

コンサルタント奮闘記

     
by Seiji Kanetaka 2007-09-25 in Osaka
   
    
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